中之条町は群馬県の北西部に位置しており、北は新潟県に接する県境の町。県内4番目の面積を誇る。北部には風光明媚な三国山系の高峰がそびえており、上信越高原国立公園に指定されている。特に野反湖は、特別地域および自然休養林に指定され、初夏から初秋にかけてはシラネアオイやレンゲツツジ、ノゾリキスゲなど300種以上の高山植物を見ることができる。四万・沢渡、尻焼・応徳などの豊富な温泉に恵まれ、古来より湯治場として栄え、多くの文化人も訪れている。
暮坂峠
暮坂峠は、古くから人々が頻繁に往来し、現在は「日本ロマンチック街道」の一部になっている。大正11年10月20日、若山牧水は草津から沢渡温泉へ向かう際に、暮坂峠の素晴らしい景観に感動し、{枯野の旅}を残した。
花に囲まれた木造校舎の映画資料館
群馬県人口200万人記念として製作された映画「眠る男」の撮影拠点として使用され、この映画の完成を記念して、ここで使われたセットや、県内各所でロケーションに使われたセットを移築し、「伊参スタジオ公園」として公開している。
湖面の美しさは一見の価値あり
四万川を「四万川ダム」によって堰き止めてできた人造湖。下流にある「四万湖」と同様に、光の加減や時間帯によって湖水の色が変化する姿は、見入ってしまうほどの美しさ。一周4kmの湖畔は春の新緑や秋の紅葉の名所となっている。
自然の芸術
甌穴とは、川の渦巻き状の流れにより、石や砂が同じところを回り、川底の岩盤と接触して侵食されてできた丸い穴のこと。数万年もの長い年月を経て、自然が作り出した芸術と云る。(県指定天然記念物)
ビロードの絨毯を敷き詰めたような
自然の美しさ
強酸性の鉱泉が湧き出る流れの中に自生する珍しい苔。大規模に自生しているのは、本州ではこの公園だけ。その美しさはビロードの絨毯を敷き詰めたような絶景。(国指定天然記念物)
季節ごとに違う顔を見せる
壮大な大自然
標高1,830mの芳ヶ平湿原は、夏には一面に咲き誇るワタスゲ、また紅葉時期にはダケカンバの黄色やオオカマドの赤色など季節毎に鮮やかな景観が魅力。壮大な大自然を満喫することができる。
中之条の「たのしい!」が集まる
地元交流の場
地産の食材を活かしたカフェ、伝統工芸品からアーティストの一点ものなど素敵なお土産が揃うショップ、四万温泉の足湯など沢山の「たのしい」が集まる場所。ワークショップやアートの展示もあり、文化や芸術に触れることができるのも魅力。
日本に数少ない唐風建築を今に残す
現存している棟札から、創建は天文6年(1537年)以前と考えられ、現在の堂は慶長3年(1598年)に、鹿目喜左衛門藤原家定が沼田城主真田信幸の武運長久を願って建立。
室町時代末期の繰形をよく表している我が国の数少ない唐風建築で、組物は唐様出組、桝の形、木鼻の絵文様、渦巻きの形など当時のものをよく残している。
明治45年特別保護建造物に指定され、昭和25年8月29日に、国の重要文化財に指定された。
名主の家から見る歴史的民家
冨沢家住宅のある大道集落は、江戸時代に開かれた新田村で、当家は代々この村の名主を務めた名家。越後の米は、この家に荷をおろし、それから吾妻郡の各地に運び出されて行った。
この住宅の建築年代は江戸時代の後期と推定され、家屋の形式は茅葺き・入母屋造り(間口23.97メートル、奥行12.95メートル)で、屋根の正面が「かぶと造り」の大型養蚕農家の代表的なもの。
内部は、1階が「土間」「座敷」「出居(いでい)」「上段」に仕切られ、「上段」は寝殿造りで吊り天井になっていて、「土間」には四つの馬屋がありる。2階は広く、養蚕に使われていた。
昭和51・52年度に、半解体修理を行ない、昭和61年3月、25代目当主冨沢清氏から中之条町に寄付されたもの。
中之条町のシンボル
嵩山(たけやま)は、古代から霊山として各地から信仰を集め、山内には「嵩山三十三番観世音」が点在している。その麓につくられた道の駅霊山たけやまは、地元産そば粉でそば打ち体験ができる「たけやま館」や打ちたてのそばを味わえる「そば処けやき」、フィールドアスレチック「ぼうけん砦」などがあり、一日楽しめる施設になっている。
落差20mから流れ落ちる圧巻の滝
六合エリアの世立集落には8つの滝があり、「世立八滝」と呼ばれています。8つの滝の中で最も訪れやすいのが、大仙の滝です。国道405号脇の遊歩道を1~2分歩くとすぐに見ることができます。落差約20m、巨大な滝壺のある滝です。
歴史と民俗を学ぶ
博物館の建物は明治18年に建てられた吾妻第三小学校の校舎で、群馬県の重要文化財に指定されている。昔の学校教室を再現した展示室は懐かしい気分に浸ることができる。
世界遺産の候補地として注目の地
富岡製糸場とともに「世界遺産」候補地暫定リスト入りした養蚕農家群があり、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されている。蔵や小屋、石垣や樹木から構成される敷地、通り沿いの景観、お宮やお堂の配置、周囲の農地や森林環境など、江戸時代からの環境が 残されている。
標高2000mを越える
山々に囲まれた神秘的な湖
300種以上の高山植物が咲き乱れ、ハイキングやキャンプなどが楽しめる。上信越高原国立公園の特別地域及び自然休養林に指定されている。その湖水は魚野川から信濃川に合流し日本海にそそいでいる。
色とりどりの花に囲まれて
自然とふれあう
自然とふれあい、花を楽しむための施設。クリスマスローズやコマクサ、オランダセダムなどの花々が季節毎に咲き乱れる。また、屋内ではドライフラワーアレンジメントや花の写し染め等の体験ができる。
群馬県四大温泉に数えられ、四万川の上流に三方を山に囲まれて広がる四万温泉。「四万(よんまん)の病に効く伝説の湯」として有名で、鎌倉時代からその名を知られている。その優れた環境が認められ、国民保養温泉地第一号に指定された。
古くから暮坂峠を越えて草津温泉へ通ずる要路であったため「草津の仕上げ湯」として親しまれてきた。高野長英や若山牧水といった文人墨客にも愛されてきた。今でも沢渡の湯は「一浴玉の肌」といわれ、美人の湯として人々に愛されている。
鎌倉時代源頼朝が狩りの途中で発見し、入浴したのがその始まりといわれている。その際に桜の花びらが一面に敷き詰められたように湯に浮かんでいたことから、その名がついたとされている。
長笹沢川の川底から湧き出ている温泉で、川そのものが大きな露天風呂になっている、野趣あふれる温泉。痔の治療に特効があるとされ、川底の石に腰を下ろして入浴したことから、「尻焼」と名がついたとされる。
道の駅六合の中にある温泉。その昔旅人が発見したという温泉は、黒い湯の花が漂う珍しい温泉で、女性に優しい弱アルカリ性。道の駅六合は、日帰り入浴施設「くつろぎの湯」のほか、宿泊施設「花まめ」や足湯などもあり、温泉を楽しめる。
国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定される赤岩集落の中にある温泉。赤岩集落には幕末の蘭学者高野長英が逃避の際、一時かくまわれていたことがあり、それが名前の由来になっている。木の香りと日の光あふれる入浴が楽しめる施設。
地域の人々が利用してきた温泉で、湯量の豊富さ、目の前に広がる白砂川と六合地区の自然を満喫できる野趣あふれる温泉。
反下川をさかのぼると出てくる渓流沿いの1軒宿。付近の渓流には、岩魚や山女魚などが生息し、渓流釣りや山菜採り、森林浴など自然を満喫することができる。露天風呂は流れる渓流の音や滝を見ながら入ることができる。
〒377-0424 群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町938(中之条町ふるさと交流センターつむじ内)
TEL:0279-75-8814
TEL:0279-95-3111